映画館スマホ問題【答:スマホを忘れる程に楽しい映画館になる】

『映画館でスマホを触る若者がいる』という事が話題になりました。そのニュースの元はYAHOO!ニュースの記事のようです。

 近年、映画館では上映中のスマートフォン使用禁止に関するアナウンスが行われている。しかし啓発も虚しく、上映中にスマホをいじり周囲に不快感を与える観客もいるという。たとえ音が出ていなくても、スマホの明かりは、劇場で集中して映画を楽しみたい観客にとっては非常に迷惑だ。

映画上映中にスマホいじりする若者、「2時間は耐えられない」 より一部抜粋

映画館でのスマホの閲覧は可か不可か。映画館でスマホを触るのはマナー違反ですが、これからの時代、なんとなく良いんじゃないのかと思います。それで、少し考えを整理してみたいと思いました。

結論的には、日本でもスマホが許される方向に将来的には変わるだろうと思います。ただ、スマホを触るほど退屈しない映画館になるから、結果的にはスマホを触る人はいなくなると思います。

私の映画鑑賞のスタンス

映画が始まったら、機内モードに設定します。

上映中はスマホは見ない。

登山もするので1週間くらい電波のない所でも気にならない。

エンドロールで、すぐに帰る。

色んな娯楽でのスマホの可否を考えてみます

映画館の場合

映画館で1人の場合

スマホを映画鑑賞中に操作するのはダメなことでしょうか? 平日の昼間とかだと、こういう状況の映画館はまあまああると思います。
1人なので、映画館を汚すとか壊すとかでなければ、自由なのかなと思います。
だからスマホの操作をしても大丈夫だと思います。

混んでる場合

周りの人が許してくれるかどうかですね。
この状態の時が争点になっているんだと思います。出入りが許されてるので、映画館の外に出てスマホ操作をするのは許されるのかなと思います。

プラネタリウムの場合

映画と同じくスクリーンを大人数で見るタイプの娯楽施設です。
最近は行ったことがないので、あまり身近に感じませんが。

1人の場合

1人であれば、やはり映画館と同じくスマホ操作は問題ないと思います。

混んでる場合

どうでしょうか?
プラネタリウムの光は映画よりもわずかなので、スマホの光には敏感になるので、よりハードルは高くなります。ただ、プラネタリウムは基本的にリクライニングして上を向いてしまうので、視界に他の人が入らないので、周りの人のスマホの光は目にはいらないのかもしれません。

ライブの場合

映画とは異なり、生見の人がステージで歌と踊りを披露しています。
私はアイドルイベントに行くことが多いので、この状況は頻繁にあります。

1人の場合

1人の場合はまずありません。
ただ、非常に観客が少ない場合というのは、あります。人気のグループのステージが終わって、次に有名でないグループの出演になった時とかです。さっきまで1000人くらいフロアにいたのに、20人くらいまで減ってしまう時です。

そんな時にスマホ操作はNGではありません。
そのフロア内にいるだけでも、演者にとっても観客にとっても嬉しいと思います。出だしは興味がなくて、スマホで暇つぶしをしていたとしても、どこかの曲で興味を持つかもしれないからです。

前の方でなければ、スマホ操作は問題ありません。

混んでる場合

安全な場所であればいいと思います。押されたりして落とす可能性があるので、逆に十分に注意してスマホを操作しましょう。前の方だと演者と観客に失礼になるので控えた方がいいと思います。

映画館でのライブビューイングというのもあって、この場合はスマホ操作は良さそうに思われます。

演劇の場合

これもライブと同じく生身の人間がステージで劇を繰り広げますね。
私はほとんど演劇を見た事がないのであまり一般的な話はできません。
ライブと違うのは、音の大きさが弱いという事と、光が小さいという事でしょうか?

何となく、スマホ操作は避けた方が良さそうな感じです。

ラグビーパブリックビューイングの場合

今年は日本でラグビーワールドカップが開催されました。そして、各地でパブリックビューイングが行われていました。これも暗い空間で大きなスクリーンと大きな音響で見るという、映画に似ている状態での鑑賞です。

これは、家族で見てたりして、全然スマホ操作をしてもいいという状況でした。

まとめ

【スマホ操作NG】
■演劇

【スマホ操作OK】
■ライブ
■パブリックビューイング

【スマホ操作OKかNG不明】
■映画
■プラネタリウム

どんな時にスマホ操作をするのか

つまらない時・興味がない時

つまらない時にスマホを触ってしまいますね。暇な時とかもスマホを触ってしまいます。
映画も思いの他つまらなかった時に触ってしまうんだと思います。

つまらない映画は作らないでほしい

2000円も払って映画を見てるんだから、つまらない映画は排除しておいてもらいたい。今の時代、Netflix等で1000円/月も払えば、見放題なのだから。

きっと面白いと思って2000円を支払って、座ったのだけれど、待てど暮らせど話が盛り上がってこない。「それなら話が面白くなるまでスマホを見ながら待つか」という気持ちになるのも、共感できてしまう。

趣味が合わない人と来てしまった

食べ物でも好き嫌いがあるから、映画にも好き嫌いがあって当然です。友達や恋人で映画に来ることがあると思います。その二人の映画の趣味が合わなかった時に悲劇が生まれます。

約2時間の拷問の時間が始まります。寝れたら、どれだけ幸せだっただだろうか。残念な事に前日の睡眠は十分にとってしまった時。習慣的にスマホを見てしまうかもしれません。

一緒に来ている人に悪態をつきたい場合

デートとかで映画を利用する事もあると思います。しつこく誘われて、しぶしぶ映画に来ざるを得なかったりした場合。相手に興味をないことを伝える為に、映画がつまらない態度を示す事によって間接的に相手の男性に興味がないというメッセージを伝えたい場合もある。

他の迷惑行為はないの?

盗撮等の犯罪行為はダメです。ただ、スマホ操作も犯罪行為ではありません。それ以外にも映画鑑賞の妨げになる行為があると思います。それも考えてみたいと思います。

子供(赤ちゃん)の駄々

「つまんない、帰りたい」
「お腹すいたー」

等の子供の言葉ですね。子供向けのドラえもんの映画とか戦隊モノの映画もあります。そういう作品を上映している映画館ではあると思います。この駄々は中々迷惑な行為だと思います。

ただ、そうした子供と家族を映画館から締め出すべきなのか?となると。それは、可愛そうな感じがします。

逆に子供向けの映画だからしょうがない。という意見もあるかもしれません。そうすると、子供のいる母親は子供向けの映画しか見れないのかという事にもなると思います。

スマホ操作以上に迷惑な子供の駄々も映画館は受け入れるべきだと思います。

飲食の音

映画と言えば、ポップコーンとコーラ。このポップコーンとドリンクの音も大きいんですよね。

ポップコンの最後の方の容器の中を手でまさぐる時に大きな音がでます。ドリンクも、最後の方はストローでドリンクと空気を一緒に吸い上げると大きな音がでます。

映画館内を飲食禁止にすればいいので、すぐに対応が可能だと思います。

でも、飲食禁止の映画館ってほとんどない。シネコンでは入口で大きく販売コーナーがあります。それらも映画館の利益となるので、飲食による映画館離れの損失よりも、利益の方が大きいのかもしれないです。

逆にポップコーンとドリンクを買って食べることこそが、映画館で映像鑑賞する大きな価値を持っているという感じすらあります。

少しくらいの音ならば許されそうですね。ただ、延々とガサゴソされると迷惑ですが。

泣いて鼻をすする音

感動的なシーンに涙して鼻をすする。よくありますよね。これは、許せます。

というか、あまりに変なポイントでなければ、物語を臨場感を持って入り込める要素にもなると言えます。

笑い声

コミカルな場面で、思わず笑ってしまう。これも、私は許せます。

驚く悲鳴

ホラー映画等で、突然にお化けが出てくる。そんなシーンでは思わず悲鳴を出してしまいますよね。これも許せます。

映画ってどういう娯楽なのか

映画ってどういう娯楽なんでしょうか?映画の本質を考えてみた時に、本当にスマホ操作は映画の楽しさを減らしてしまうものなのでしょうか?

大きな画面

家のテレビ画面よりも大きいスクリーンで楽しめる。VRとかで自宅で映画館のスクリーンよりも大きな画面を見る事が将来的にはできるかもしれません。

大音響

お腹に響くような重低音が効いた大音響で楽しめます。これは自宅で再現が難しい、映画館ならではの部分ですね。

友達と感動の共有

友達と一緒に見て、感動を共有できる。さらには、隣に座った赤の他人とも感動を共感できたりするのかもしれません。

プレミアムな空間

どこにいてもスマホに連絡が来て仕事等から離れられない時代。映画館ではスマホの電源を切って、別の空間を楽しむ事ができる。

映画とNetflixとテレビの関係

最近ではNetflix(ネットフリックス)等の定額動画配信サービスが躍進しています。そうなると、将来的には映画館はなくなるのではないのかと思われます。なので、その事について調べてみました。

テレビ局は映画作品への出資者になった

ただ、大昔に映画しかなかった時代にテレビが出現したことで、映画館がなくなったかというと、そうではないんですね。テレビと映画は蜜月の関係を築きました。
(参考:激変! テレビの映画枠とテレビ局製作映画 盛衰30年のワケ

テレビ局出資の映画が大ヒットしたんです。邦画ではテレビ局出資映画しかないという事になっていきました。

  • 踊る大捜査線シリーズ
  • 海猿
  • 相棒
  • ジブリ作品

何故かと言うと、映画での興行収益とその後のテレビ放映による視聴率の獲得ができるからです。ドラマ制作にはあらかじめ映画化を念頭に置いて作られることもあったらしいです。

動画配信サービスが次の映画作品の出資者になり映画館の形は大きく変わる

では、動画配信サービスと映画の関係はどうなるのかという部分では、テレビ局と映画との関係が次はテレビ局ではなくて、動画配信サービスに変わっていっています。

映画館の封切り同時にネット配信

動画配信サービス大手ネットフリックス(NFLX.O)は、独自の新作映画を劇場で封切るのと同時、あるいはわずか数週間程度の時間差でネットに配信している。ライバルのアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)の制作子会社アマゾン・スタジオズは、オリジナル作品の一部について、劇場先行期間を2─8週間程度とし、その後は動画配信サービス「プライム・ビデオ」で流したいとの考えを示している。

焦点:映画館に存亡の危機か、ネット配信に揺れるハリウッド

映画館は体験型の場所としての色合いを強めていく

 映画館ビジネスが進化しています。4DやIMAXといった最新設備の導入だけでなく、登場人物に声援を送る「応援上映」という新たな鑑賞スタイルによって集客する手段も生まれています。また、歌手のライブなどを中継する「ライブビューイング」は一つの市場を作り出しました。

映画館の“アトラクション化”その裏にあるシネコンの自負と危機

映画の時間は15分まで短縮される

 「若年層はユーチューブなどで短時間の映像コンテンツを楽しんでおり、その長さに慣れている。彼らは映画にとって今後、主要顧客になってもらいたい層だ。そう考えると映画はむしろ短くないと駄目だと思う。2時間では長すぎる。これからは15分で1800円を払ってもらえるコンテンツを考え出した人が勝つとも言えるのではないか。VR映画はその候補の一つだと思う」

VR映画の道のりは険しいが…仕掛け人が語る東映の勝算

海外と日本との映画の楽しみ方の違い

映画館の雰囲気も随分違います。例えば海外でコメディ映画を見ると、面白い場面では大きな笑い声が上がります。みんなと一緒に映画を楽しめるのは、映画館の醍醐味です。個人差はあるかもしれませんが、日本の映画館は音を立てていけない雰囲気を感じます。

Amazonが映画館の買収に参戦!将来の映画はこんな風に変わる

海外での映画のマナーはどうなのか

調べる内に海外での映画館のマナーがどうなのか気になってきました。それを調べてみました。すると、私とかなり立場を同じくする人の記事がありました。

同じ列に座っている父子二人の父ちゃんが本編上映中にスマホを開いてしばらく見ていたこと。10分くらい見てたかも。さすがにこれはイラッときましたね。たまたまドアの近くで、非常口のライトがある下だったので、光漏れは少し軽減してたけど、さすがに本編上映中にスマホずっと見るのはあり得ない行動です。

本編始まってから途中でゾクゾクと入ってくるのはいいとしても、ガタイがデカイくせに前で椅子取りゲームやってるから画面が見えません。腰をちょっとかがめてくれると嬉しいんだがな。

本編上映中に電話の着信に応答しながら外に出ていく。え、出るの?みたいな。いったん音消して、外に出てから出るなり、かけ直すなりすればいいのにと思うんですよ。でも、外に出て行っただけマシです。

廊下で派手につまづいてラージサイズのドリンクとポップコーンをぶちまける。アクシデントなのでしょうがないです。

ジュマンジ2の笑い声がうるさすぎる後ろのティーン。確かにジュマンジ2は爆笑ものだが、映画の声が聞こえないほどウルサイとイラつく。

スマホを5秒くらい見る×4回繰り返し

ポップコーン投げ大会を繰り広げる小学生

廊下を走って行ったり来たり、ドアの外に出たり入ったりする小中学生のグループ

廊下でグループで座って見始める中学生

大人の映画で、赤ちゃんが泣いているのに外に出ない。赤ちゃんには罪はないが、暗くて大音響の映画は赤ちゃんには可哀想では。

映画館でスマホを見るのはアリ?ナシ?アメリカの映画館から語ってみる

エンドロールについて

エンドロールが流れると私はすぐに立ち上がってかえります。アメリカだと、ほぼ全員が立ち上がって帰るみたいですね。中には過激な以下の様な過激な意見もありました。

僕が映画監督だったらエンドロールフリークがどれくらい余韻に浸ってられるかを見るためにいたずらで1時間以上エンドロールを流し続けます。それでも最後まで見るんだったら大したもんだよ。

映画館でスマホを見るのはありかなしか毎日映画見る僕が語ってみる

まとめ

映画館でのスマホ問題は、これから変わっていく映画館によって、決まっていくことだろうし。若者がスマホの確認をしたいなら、それを受け入れる映画館になるんだろうなと思いました。

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