
あらすじ~涙を誘う感動系映画~
30歳の郵便局員が脳腫瘍を宣告された。余命は、あとわずか。
そんな彼の前に悪魔が現れて、世界から何か1つを消すことで、命を1日延長できると言われる。
電話、映画、時計、と消されていく。
と同時にそれらでつながれた人々との思い出も消えていく。
そして、猫が消える。
涙の感動系映画。
昨日までの友人が今日から他人になる寂しさ
悪魔が消すのはモノだけじゃなくて、それにまつわる思い出も消してしまう。
電話がきっかけで付き合う事になった元彼女が、電話が消えた次の日から主人公を全く知らない人になる瞬間にはゾッとした。
元彼女の次は友人と大切な人との思い出がなくなっていく。
自分の思い出が全てなくなっていくのと、自分がいなくなることと同じなのかもしれない。
病死した母親との関係は辛かった
物語で病死した母親との最後の旅行のシーンがあるんだけど、そこで母親は自分が生い先短いという事を知っていて、主人公に手紙を渡そうとするが、そのシーンは辛かった。
主人公としては、手紙を受け取ることが母の死を受け入れることになるから、受け取ろうとしなかったんだけど。
母親としては、最後に息子への思いを整理したものだから渡したい。
そのやりとりと悲しさは、つらかった。
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